このエアコン、何畳用がいい?
間取り図とパンフレットの情報から、部屋に必要な冷房・暖房の能力を計算し、カタログの畳数と比べます。わからない項目は「わからない」で進めます。
住まいの基本
どこでわかる?
戸建ての構造は、パンフレットや契約書類の「構造」欄に書かれています(木造軸組、2×4、鉄骨造など)。
どこでわかる?
パンフレットの住戸配置図(フロアプラン)で、住戸が建物の端にあれば角住戸です。部屋の窓が2方向にある場合も、角住戸のことが多いです。
部屋
どこでわかる?
間取り図の部屋名の横に「洋室6.0帖」「LDK14.0帖」のように書かれています。
1人増えるごとに、体から出る熱で冷房が約0.1kW増えます。
どういうとき?
LDKと引き戸でつながった和室や洋室を、開け放して使う場合が当てはまります。
カタログの畳数で選ぶと
窓と断熱の情報を入れると、あなたの部屋に合っているかを確かめられます。
これまでの入力(ここで変更できます)
窓
部屋を四角形で表し、どの向きの壁に窓があるかを入力します。方位マーカーを回して、間取り図の向きに合わせてください。向きがわからないときは、下の「間取り図から調べる」を使えます。
窓のある壁を入力
左上の方位マーカーを回すと、壁の向きが変わります。まわりの4つの欄が、それぞれの壁の状態です。
━ 外壁
- - 室内
─ 隣の住戸
・・・ 未入力
判定結果
向きがわからない場合:間取り図から調べる
どこでわかる?
パンフレットの「設備仕様」「構造・断熱」のページに書かれていることが多いです。窓の縁を見て、ガラスが2枚重なり間に金属の枠が見えれば複層ガラスです。
住まいの性能
建築年だけでは実際の断熱の水準はわからないため、その時期の省エネ基準を参考に、控えめに見積もります。2013年以降は断熱等級4相当、1999〜2012年は等級3相当、1980〜1998年は等級2相当、それより前は等級1相当として計算します。建築年から等級5以上とみなすことはしません(等級5以上は、ZEHの表示や性能評価書の等級で入力してください)。建築年もわからない場合は、控えめに等級3相当で計算します。
どこでわかる?
パンフレットの「環境性能」「省エネ」「住宅性能表示」のページを見てください。見当たらなければ「わからない」で大丈夫です。
使い方
計算は、在室しているときだけエアコンをつける使い方を前提にしています(留守中に暑く・寒くなった部屋を冷やす・暖める分を含みます)。
この結果は、空気調和・衛生工学便覧(第14版)の表と、建築研究所の計算プログラムによる試算に基づく概算です。実際の使い方や建物の仕様で変わります。Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。
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うちのエアコンは、効きが悪くて、真夏はなかなか冷えません。
建築設備の仕事をしているのに、自分の家のエアコンが冷えない。人に言うと、だいたい笑われます。言い訳をさせてもらうと、賃貸に最初から付いていたエアコンで、自分で選んだものではありません。
とはいえ、仕事柄、気になります。機種の能力が部屋に合っていないのか、ほかに原因があるのか。それを確かめたかったのが、このツールを作ったきっかけです。
エアコン売り場の「6畳用」「14畳用」という表示も、何を基準にしているか気になって調べました。カタログの畳数表示は、木造平屋の南向き和室や、鉄筋マンションの南向き中間階など、決まった条件を基準にした目安です。実際の部屋では、断熱の性能や窓の向き・大きさによって、必要な能力が変わります。表示どおりに選ぶと大きすぎる部屋もあれば、足りない部屋もあります。
仕事では、部屋の条件から必要な能力を計算して機器を選ぶのが当たり前です。それを、間取り図とパンフレットさえあれば誰でもできるようにしたくて、このツールにしました。
何を使って計算しているか
計算の材料は、設備設計の定番の資料『空気調和・衛生工学便覧(第14版)』の表です。窓から入る日差しの強さ(方位・時刻別)、ガラスやカーテンの効き方、地域ごとの夏と冬の気温などを使っています。
作ってみてわかったこと
今回の試算でいちばん意外だったのは、条件によっては「真夏の暑さ」そのものより、「留守中にこもった熱」のほうが、エアコンの大きさの決め手になることでした。帰宅して、暑くなった部屋を冷やし始める瞬間に、いちばん力を使います。
たとえば、東京のマンション中間階で、南向きのLDK14帖の場合、カタログどおりなら14畳用です。条件を入れて計算すると、12畳用で足りる結果になりました。さらに、帰宅前にタイマーやスマホで冷房を始める使い方なら、試算上は、もっと小さいクラスでも足りる結果になりました。
もうひとつ効くのが窓です。どの向きに、どんな大きさの窓があるか。ここを入れるだけで、結果がかなり変わります。
使い方
- 住まいの地域と種類(マンション・戸建て)、部屋のある階を選ぶ
- 部屋の広さ(帖数)と用途、人数を入れる
- 部屋の図で、どの向きの壁に窓があるかを入れる
- 断熱の表示や建築年を入れる(わからなければ「わからない」で大丈夫です)
わからない項目は、能力が足りなくならない側の仮定で計算し、結果画面に「仮定で計算した項目」として出します。
注意してほしいこと
このツールの結果は、便覧の表と試算に基づく概算です。東京のマンションで確かめた部分が多く、寒い地域や木造の戸建てでは、まだ確かめきれていない部分があります。迷ったときは、境目の案内(「あと少しで上のクラス」など)も参考にしてください。
結果画面では、そのクラスのダイキンとパナソニックの工事付き商品を紹介しています。
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